C#言語

 C#言語は、Javaに影響を受けて、米国のマイクロソフト社が2001年に発表したオブジェクト指向言語です。その後バージョンアップを繰り返し、2007年には、C#3.0が発表されています。
 その名前からわかるように、C#はC言語を拡張したプログラミング言語で、基本的な構文はC言語を踏襲しています。しかしながら、C++言語とは異なり、C言語との互換性はありません。
 C#で記述されたプログラムは、Javaとよく似た方法で実行されます。C#で記述されたコードはコンパイルされると、MSIL(Microsoft Intermediate Language) を呼ばれる中間言語に変換されます。そして、このMSILがCLR(Common Language Runtime)と呼ばれる仮想マシンで実行されます。理論上、C#で記述されたプログラムは、CLRが存在するさまざまな環境で実行することが可能です。実際は、Windowsプラットフォームで実行されることがほとんどです。
 現在、CLRのメリットは、さまざまな言語で作成されたモジュールが、お互いを利用できるという点と考えられます。たとえば、C#からVisual Basicで記述したプログラムを呼び出す、あるいは逆のことが、容易に行えます。
 また、C#では、通常、.NET Freamworkと呼ばれるクラスライブラリを利用してプログラムを開発します。このクラスライブラリを利用して、コマンフォラインアプリケーション、Windowsアプリケーション、Webアプリケーションなどさまざまなアプリケーションを開発することができます。
 C#はJavaのから影響を受けていますが、イベント、プロパティ、列挙体など、Javaにないさまざまな機能をもっており、より分かりやすいコードが記述できます。既存のWindowsのAPIを直接呼び出すことができるなど、従来のプログラミング言語との互換性も強く意識されています。 
 C#は、.NET構想と同時に発表され、今後のWindowsプラットフォームにおける主要開発言語として位置づけられていることから、Windows環境を中心に広く利用されると想定されます。

C#言語のプログラム例
 
// sample.cs

using System;

class sample
{
      public static void Main()
      {
            Console.Writeline("Hello, World!");
      }
}